あ行
い
陰謀論
私たちに真実の追究をやめさせるために魔王軍があやつる幻惑の呪文です。魔王軍に属していない者が使うと、唱えられた者以上に唱えた者が深い幻惑に陥ってしまうという恐ろしい効果があります。
陰謀論とレッテル貼りしてくる相手は信用しないことです。彼らはレッテルを貼れば、相手は黙ると高をくくっているのでしょう。(中略)どの部分が陰謀論であるか明示しなくてはならない。陰謀論と主張するならその根拠はあるか明示しなくてはならない。直接的エピデンスはないのであれば、わかっている事実から合理的に推論して反論すればいい。陰謀論とレッテルを貼るだけで議論を避けるのは卑怯です。
渡辺惣樹, ジェイソン・モーガン, 『覚醒の日米史観』, 第1刷, 徳間書店, 2024, 139ページ.

か行
け
賢者
自らの頭で物事を考えることが真に求められている今日(こんにち)でも、耳を傾けるべきだと私が考える本当に賢い人のことです。
出会った相手が賢者であるかどうかは、話の合理性……つまり相手の話が腑に落ちるかどうかで判断できます。その判断を間違えないためには教養が必要です。相手の肩書きは関係ありません。
外にみえている立派なかぶりものに、だまされてはいけません。大会社の社長とか一流大学の教授と名のると、立派な人格者だと思われます。しかし、それらは所詮かぶりもので、中身は普通の人間かもしれません。人間に必要なことは、外のかぶりものではなく、内の心の清らかさです。
アルボムッレ・スマナサーラ, 『ブッダの教え一日一話 今を生きる366の智慧』, 第1版第10刷, PHP文庫, 2023, 26ページ.

た行
た
大衆社会
一人一人が自分の頭を使って物事を考えることができない操られた社会のことです。
現代のニヒリズムを理解するのに非常にいい参考文献があります。西部邁先生と宮崎正弘先生がお書きになった『アクティブ・ニヒリズムを超えて』(文芸社)です。西部先生は次のよう書いています。(中略)
現状に対する批評精神、あるいは現状を解釈する努力、批評する努力をほとんど一切失って現状に自己満悦する人々、言い換えると現在の自分自身に満悦を覚えて自己批評の精神も何もなくなった人々を『大衆』と呼んでいます。
馬渕睦夫, ジェイソン・モーガン, 『プロパガンダの終焉』, 第1刷, 徳間書店, 2025, 171-172ページ.

ち
抽象度
分析哲学存在論の「Levels of Abstraction」という言葉を、稀代の天才賢者である苫米地英人博士が日本語にした言葉です。

ま行
ま
魔王軍
グローバリストや国際金融資本、ネオコンなどの言葉から少しだけ抽象度を上げ、それらを一括りに(包摂)した概念です。歴史学者のジェイソン・モーガン氏は「啓蒙主義者」と呼んでいます。
また、日米近代史研究科の渡辺惣樹氏は以下のような戦い方のヒントを述べられています。
非道なロジックを武器にする相手には日本人は歴史で武装しなければ、簡単にやれらてしまいます。
渡辺惣樹, ジェイソン・モーガン, 『覚醒の日米史観』, 第1刷, 徳間書店, 2024, 205ページ.
マブチビジョン
元駐ウクライナ大使の馬渕睦夫氏が磨き上げ、我々に伝承された「(公開情報から)物事の本質を見破るスキル」のことです。私が勝手に名付けました。陰謀論者を俯瞰した視点から見下ろす、「高天原の神々の視座」とも言われます。
いま本当は何が起きているのかを見抜くためには、大きな流れをつかんだうえで、ある程度大胆な仮説を立て、そこから原因を類推することが必要です。結果から原因を突き詰めるというアプローチです。ロジカルですが、重要なのは感性です。
馬渕睦夫, 『グローバリストの洗脳はなぜ失敗したのか』, 第1刷, 徳間書店, 2024, 52ページ.

《マブチビジョン》の原理はやまとごころとからごころの活用です。
本居賞長の“やまとごころ”と“からごころ”の考え方で事象を眺めると、私たちの日本が見えてきます。そして、世界の構造もひもといていけるのです。
馬渕睦夫, 『日本を蝕む 新・共産主義』, 第1刷, 徳間書店, 2022, 50ページ.

一方で、注意点も述べられています。
読み解いても、気安くまわりの方には吹聴しないほうがいいかもしれません。気でも狂ったのかと思われる危険がありますからね(笑)
馬渕睦夫, 『グローバリストの洗脳はなぜ失敗したのか』, 第1刷, 徳間書店, 2024, 107ページ.
が行
げ
月誅
月に代わってお仕置きすること。天誅だと物騒なので可愛らしくゲッチュー。駆逐ではなく、あくまでも成敗。I’ll Get You back!
私の印象として総括すると、トランプ大統領の就任演説は「許し」に満ちあふれているということです。つまり、私たちは最後は許すことによって生き延びることができるのではないか。そんな示唆を感じるのです。これは一つの真実だと考えています。そういう常識が今の世の中では常識に映らない。
馬渕睦夫, 『ディープ・ステートの残滓が集まる日本でいいはずがない』, 第1刷, 徳間書店, 2025, 100ページ.
だ行
で
ディープ・ステイ党
日本の暗部に根を張るあの政党とあの政党とあの政党のことです。
ディープ・ステート(DS)
主にアメリカ合衆国を根城にする魔王軍の前衛のことを指します。国を限定せずに「影の政府」という意味で使われることもあります。
「ディープステート(DS)」の正体は、中央情報局(CIA)、連邦捜査局(FBI)、国防総省(ペンタゴン)、国土安全保障省、内国歳入庁、そして民主共和両党にいるグローバリストなどのことです。
渡辺惣樹, ジェイソン・モーガン, 『覚醒の日米史観』, 第1刷, 徳間書店, 2024, 140ページ.
トランプ大統領が対峙した相手は国際金融資本であり、そのエージェントであるアメリカの官僚群やメディア。それらの通称が“ディープ・ステート”ということは、今や広く知られていますが、彼の具体的ミッションはグローバリズムという世界的潮流に呑み込まれ、アメリカらしさを失って弱体化するアメリカを復古し、強いアメリカを取り戻すということでした。
馬渕睦夫, 『日本を蝕む 新・共産主義』, 第1刷, 徳間書店, 2022, 59-60ページ.
ジェイソン・モーガン氏は「アメリカには共和国と帝国の2つの顔があり、帝国としてのアメリカを動かしている”選挙で選ばれていない人々”のことをディープステートと言います」という趣旨の解説を動画でもされています。
稀代の天才賢者である苫米地英人博士の『ディープステートは、日本語では、「既得権益者」と訳せば、”陰謀論”と言われない』という投稿には痺れました。