今、この時代に必要な「悟りの書」をご紹介します。
賢者が推奨する本の読み方 ※重要※
文字通り「山のような数の本」を読んできた国際政治アナリストの伊藤貫氏は、読書に関してとても重要な2つのアドバイスをされています。
本当のことを言いますと、人生において、1人の人間の人生において、本当に読む価値のある書物っていうのは、せいぜい100冊か200冊程度なんですね。この100冊か200冊程度を本当に理解するということが1番重要なことであって、本を何千冊も何万冊も読んでも、本当の思考力、本当の知恵っていうのは身につかないわけです。もっと言いますと、何千冊も読むとバカになっちゃいますね。
伊藤貫, 【質問コーナー】伊藤貫に影響を与えた書籍の紹介, 伊藤貫セミナー Ito Kan Seminar, 2024, 01:01:32-01:02:13.
本ていうのは、2回続けて読まなきゃダメですね。(中略)要するに、重要であると思える本を2回か3回読んで自分のものにする方が、くだらない本をものすごい勢いで何十冊も飛ばし読みするよりも、よっぽど自分のためになりますから。ですから、とにかく皆さんの人生にとっても本当に役に立つ、自分の知恵に、自分の思考力を深めるのに本当に役に立つ本っていうのは100冊か200冊ですから、その100冊か200冊を見つけてマスターするのが1番いいやり方だと思います。
伊藤貫, 【質問コーナー】伊藤貫に影響を与えた書籍の紹介, 伊藤貫セミナー Ito Kan Seminar, 2024, 01:03:01-01:04:51.
そして過去を振り返り、次のように述べられています。
高校時代は授業にほとんど出ないで、好き勝手に本を乱読するだけと。乱読ですからね。役に立ってないです、ほとんど。知識の量だけ増えましたけれども、自分自身の思考能力が深まったということは感じなかったですね。
伊藤貫, 【質問コーナー】視聴者からの様々な質問に答えました, 伊藤貫セミナー Ito Kan Seminar, 2024, 00:46:20-00:46:35.
高校・大学時代はランダムに、本をやたらに乱読するだけで、自分自身の世界観とか人間観とか哲学的な思考力とか、そういうものは全く持てなかった人間だった訳ですね。
伊藤貫, 【質問コーナー】視聴者からの様々な質問に答えました, 伊藤貫セミナー Ito Kan Seminar, 2024, 00:53:40-00:54:00.
また、元駐ウクライナ大使の馬渕睦夫氏も同様に一冊の本を読み込むことの重要性を説いておられます。
多くの本を読むことも、もちろん知識を増やすことになりますが、1つの本を詳しく、深く、深掘りすることも、これまた単なる知識量ではなくて感性ですね。皆様の感性を磨くことになるということを私は信じております。これからは極論すれば「感性の時代」ということですね。
馬渕睦夫, 【大和心ひとりがたり】第35回・グローバリストの洗脳はなぜ失敗したのか, 馬渕睦夫チャネル, 2024, 00:35:17-00:35:46.
近現代史研究家の林千勝氏は、Meiji Seika ファルマ社の現役社員による告発本『私たちは売りたくない!』について「2日間で6回読みましたね。大体全部頭に入っていますね。」と発言されています。
※五十音順で記載
伊藤貫氏お薦めの書
伊藤貫氏はご自身の動画でオススメの書籍をまとめておられます。

私がお薦めする伊藤貫氏の書
歴史に残る外交三賢人
終わりなきレイドバトルの始まりに深く関わる、ウィーン体制前後のバランスオブパワー外交が学べる本です。読み物としてもとても面白く、伊藤貫氏の賢者たる所以が伝わってきます。ロシアのプーチン大統領が尊敬するドゴールの章は、特に重要な章だと私は考えています。

林千勝氏お薦めの書
宣戦の大詔
徳富蘇峰。これは仲小路彰と並ぶ戦前・戦中の大思想家ですね。日本を主語にして全てを語り得てると。ですから、GHQ・ウォール街・シティが消したかった言論人ですよ、仲小路彰と共にね。その徳富蘇峰が宣戦の大詔の解説文を昭和17年の初めに書いて出版してるんですね。(中略)
よければ大詔と共に、この徳富蘇峰の解説本も皆さん読んでいただければと。徹底的に日本人を主語とした思考が今この瞬間、我々必要です。
林千勝, 水島総, 【今、世界はどうなっている?】第35回「テロとバッド・メディシンな新世界秩序(略), 新日本文化チャンネル桜, 2024, 01:38:50-01:39:55.
Tragedy and Hope
これがですね今、日本人が今一度思い起こさなきゃいけないっていうかですね、願わくば読んでいただきたい本なんですね。『Tragedy and Hope』と。(中略)
これはですね、あのロックフェラーに近いですね、Carroll Quigleyという教授ですね。ジョージタウン大学の教授が書いたこんなに分厚い本で、日本ではですね、ここに書いてある内容のことを話すと今でも陰謀論って言われてるんですが。その言葉をそのまま使うとですね、欧米・アメリカを中心とする陰謀が書かれてるんですね。陰謀の歴史、陰謀そのものが書かれてて、これはジョージタウン大学等の教科書なんです。
林千勝, 【これが本当の近現代史#203】ウォール街がトランプに仕掛けているシナリオ, SakuraSoTV, 2025, 00:13:36-00:14:50.
私がお薦めする林千勝氏の書
ザ・ロスチャイルド
資料としての価値が非常に高く、今の世界を生き抜くためには必携の書です。

馬淵睦夫氏お薦めの書
閉された言語空間
WGIP(War Guilt Information Program)については江藤淳氏の著作『閉された言語空間 占領軍の検閲と戦後日本』(文春文庫)に詳しく書かれています。日本人が東京裁判史観の洗脳から解き放たれ、覚醒するための名著です。
馬渕睦夫, 『日本を蝕む 新・共産主義』, 第1刷, 徳間書店, 2022, 156ページ.

日本人に謝りたい
本書が東西冷戦最中の1979年に発刊されたのは奇跡と言えます。当時ソ連を信奉してやまない日本の左翼とは、ユダヤ思想のエピゴーネンであることがばれてしまったからです。本書を読めば、わが国の國体の真髄である「君民一体」こそ、最先端の民主主義体制であることに誇りを持てるはずです。
モルデカイ・モーゼ, 『日本人に謝りたい』, 復刻版第7刷, 沢口企画, 2022, 帯の《推薦文》より. (初版: 日新報道, 1979)

私がお薦めする馬淵睦夫氏の書
全て
大使からの戒めをいただいて以降、私は自分の立ち位置を「馬淵大使と共に」に定めました。従いまして、馬淵大使の本は全てオススメです。
自分の立ち位置がフラフラしていると、いくら他人の意見を聞いても、真実が見えてこない。「まずは正確な情報や知識が必要だろう」と考え、ユーチューブでさまざまな言説をチェックしている方も多いことでしょう。(中略)
立ち位置がフラフラしたままで、いくら知識をつけても、識者の言説を取り入れても、これからの世の中においては、役に立ちません。むしろ知識に振り回されてしまいます。せっかく得た情報や知識が理解の邪魔をする。
馬渕睦夫, 『ディープ・ステートの残滓が集まる日本でいいはずがない』, 第1刷, 徳間書店, 2025, 10-11ページ.
